みなさんは、「バタフライエフェクト」という言葉を聞いたことがありますか?
今回は、映画や音楽のバタフライエフェクトではなく、言葉の意味や現象をお話しいたします。

一頭の蝶のたった一回の羽ばたきが、いつか遠い場所で竜巻を起こすかもしれません。(蝶は1頭、2頭と数えます)
バタフライには、「蝶の羽ばたきが地球の裏側で竜巻を引き起こす」という比喩的なイメージが込められています。
すなわち、些細な出来事であっても、さまざまの要因が複雑に絡み合って、世の中を揺り動かす可能性があります。


先行き不透明な時代を生き抜く知恵のひとつとして、バタフライエフェクトの概念は小さな気づきを与えてくれます。


私たちが日々経験する出来事や自然現象の多くは、明確な法則に従っているように見えます。しかし、細かく観察してみると、わずかな変化が予測不能な結果を引き起こすことがあることに気づくでしょう。
これは「バタフライ効果」として知られる現象であり、カオス理論において重要な概念の一つです。

バタフライ効果とは、初期条件のわずかな違いが、時間の経過とともに大きな変化を生じさせることを指します。あることをわかりやすく表現しているのです。


例えば、気象学者エドワード・ローレンツが発見したように、コンピュータシミュレーションにおける小さな誤差が、長期的な天気予報に大きな違いを生じさせることが確認されています。
我々の日々の業務においても、物作りの始まりに、また工場さんとのやり取りに、ほんの僅かな違和感を感じる時があります。その僅かな違和感が、最終的に想像していた結果と違う内容になる事があります。
その結果が我々にもお客様にも、良い方向になっていれば良いのですが、昨今はダメ結果になる事が多くあります。


実際の「蝶の羽ばたき」は我々にはほぼ聞こえませんが、5感・6感を働かせて、僅かな違和感を感じ取って下さい。